読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

辺境×日記

ごく個人的に思う事を書く

お金持ちになりたいと思う彼

「狭い!」「汚い!」

 

また始まった。今日はいつもより激しいな。

うちに泊まりに来た彼氏が良く言う台詞である。

 

今日は友人カップル宅で食事をごちそうになってきた。

友人カップルは二人とも収入が良く、豪華なマンションに住み、広いキッチンで作られた美味しい料理が次々にテーブルに並ぶ。

 

それに比べ、僕らカップルはそれぞれ1DKの狭いアパートに住み、とてもじゃないが「友人を家に招く」などあり得ない状況だ。

 

彼は子供の頃、非常に貧しい家庭で育った。

貧乏なため、子供部屋・勉強部屋もなく、親は彼を大学に通わせないつもりであったが、熱心な高校の担任が必死に説得してくれて、間一髪で大学に通うことができたそうだ。

 

そのため、今も彼には「金銭的に豊かな生活」への強い憧れがある。

 

今日は友人カップルの豪華なマンションの直後に僕の家に泊まりに来たものだから、その反動たるやすさまじいものであった。

それで、冒頭の発言なのだ。

 

たしかに僕の家は狭くて汚い。

あえて言うなら40代の部屋としては「みすぼらしい」。

 

彼は時々言う、

「カウンターキッチンのある家に住んでみたいな。。。」

また、友人がバーで高価なシャンパンを入れる時など、ちょっともの悲しい表情を見せたりする。

 

お金が十分に無いことを、何か「不十分な人間」と思っているようでさえある。

 

でも、僕は思うのだ。

彼は、明るくて優しくて、トークも面白い。

だから身の回りに友人が多い。

そのたくさんの友人のうち数名が偶然お金持ちなだけなのだ。

むしろ、それだけ友人がいることこそ、彼にとっての「豊かさ」なのだ。

 

これはお金で買えるものではない。

 

多くのお金持ちを見ていて分かることがある。

 

すでに十分にお金を持つに至った彼らは恐れているのだ。

自分の人生が「お金しかない人生」であってほしくないと。

「お金があっても人を喜ばせられない人生」であってほしくないと。

 

多くのお金持ちの態度を見ていると思う。

お金で「安心」は買えるけど、「幸せ」は買えないと。

お金持ちになる事の良い点を挙げるなら、それに気づけることかもしれない。

お金持ちの人が他人に非常に親切だったり、とても腰が低かったりするのは、それに気づくからではないか。

 

僕も僕の彼氏もお金持ちというほどのお金は持たない。

でも、ささやかながら貯金もできる十分な給料を得ているし、特に彼氏は友人に恵まれている。

 

冒頭のように気むずかしくなった時、寝る前に布団に並んでたわいもないことを一緒にお喋りする。

彼は、ほどなくしてニコニコしはじめる。

 

「いつもの彼に戻ってよかった。」

 

これはこれで「幸せ」な人生なんじゃないか。

 

 

今週のお題「ゴールデンウィーク2017」ということで書いてみました。)